Riftbound: Originsにおけるコレクション要素

ゲームデザイナーのNik Davidsonが、カードのレアリティー、オルタネートアートカード、オーバーナンバーカードについてご説明します。

私たちRiftboundチームは、ブースターパックを開けるのが大好きです。何十回、何百回、もしかしたら何千回目だったとしても、新品のパックを開ける感覚に飽きることは決してありません。

ですが、パックを開ける楽しみは氷山の一角。その次にあるお楽しみについては、皆さんももうご存知ですね。コレクションです。カードのライブラリを作り、そこから組み合わせて、想像力が許す限りあらゆるデッキを作る。

このパック開封とカードコレクションという伝統的な娯楽に敬意を表して、今日は、Riftboundのコレクション体験についてご説明します。

具体的な内容としては…

  • ブースターパックの中身は?

  • カードの各レアリティの意味は?

  • レアリティの仕組みは?

さらに、Riftboundの最初のセット「Origins」で皆さんを待ち受ける特別なサプライズについてもこっそりお伝えします。詳しく見ていきましょう!

カードのレアリティー - 概要

Riftboundカードには、4つの機能レアリティーがあります。機能レアリティーとは?これは、通常のカードが持つ「希少度」で、すなわち、オルト扱いのカード以外のすべてのレアリティーを意味します。

カードの機能レアリティーは、2つの方法で表示されます。まずはカードのフレーム、カードの縁を彩るヘクステック模様です。もう1つは、カードの下部にある宝石です。見分け方はこちらです。

  • コモンカード:シンプルなブロンズのフレーム、円形のレアリティージェム

  • アンコモンカード:シルバーのフレーム、三角形のレアリティージェム

  • レアカード:ゴールド、キラ模様がついたフルアートのフレーム、四角形のレアリティージェム

  • エピックカード:ミニマルなゴールドのフレーム(アートを最大限に引き立てるため)、キラ処理、五角形のレアリティージェム

カードのレアリティー - 詳細

パックの内容は?Originsのブースターパックには、以下のものが入っています…

  • コモンカード枠 x7

  • アンコモンカード枠 x3

  • レア(以上)カード枠 x2

  • キラカード枠 x1

  • トークン/ルーン枠 x1

  • 同梱資料x1

次に、それぞれのレアリティのカードがどう異なるのかについてご説明しましょう!

コモンカード:

コモンカードは数が多いものですが、だからといって弱いわけではありません!コモンカードに関する私たちの目標は、シンプルで、明確で、便利で、デッキや戦略において明確な役割を果たせるものにすることです。

アンコモンカード:

アンコモンカードは、コモンよりもやや複雑で、使い方が限定的、またはシナジーが強い傾向があります。Originsの戦場はすべてアンコモンです──プレイヤーの皆さんに簡単に入手してもらいたい一方で、たくさん重複してコレクションする必要はありません。

レアカード:

レアカードは、ワクワクするもの、強力なものとして設計されています──プレイ中にそれを感じるでしょう。チャンピオンレジェンドはすべてレアです──これよりレアリティーを上げたくはありませんでした。プレイヤーの皆さんの手が、プレイしたいデッキに届くようにしたかったからです!

同じ理由で、Originsのチャンピオンレジェンドには、該当するチャンピオンユニットのレア版もあります。セットに対応するレジェンドがない、私たちが「サイドチャンピオン」と呼ぶチャンピオンユニットも、レアカードとして登場します。セット内の他のレアは、相対的な複雑さから、このレアリティーになる傾向があります。

エピックカード:

エピックは、最も高い機能レアリティーで、ブースターパック4つにつき1枚程度出現します。エピックの大半はチャンピオンユニットとシグネチャースペルですが、他にも味わいのあるカードがあります!

エピックがブースターパックに入っている場合、レア枠のカードと入れ替わります──つまり、同じブースター内に2枚のエピックが含まれる可能性もあります!

キラカード:

各ブースターパックには、キラカード専用枠があります──大半はコモンまたはアンコモンのキラカードですが、このスロットはレアやエピックにもアップグレードされることあり、大興奮の引きが起こり得ます!レアとエピックは常にキラカードなので、毎パックかなりの割合で煌めきが期待できます。キラの仕上がりには、本当に満足しています──目に鮮やかで、テーブルの上で見やすく、各レアとエピックカードのアートが強調されるようにカスタマイズされています。

機能レアリティーに関する目標は、プレイヤーの皆さんに、できるだけ素早くシームレスに、プレイやデッキ構築に取りかかっていただくことです。コレクターの皆さんには、もう少し話しておくべきことがあります!

オルタネートアートカード:

12名のコアチャンピオンと、関連するチャンピオンユニットにはすべて、オルタネートアート版があります。このオルタネートアート版には、別のLoLスキンのチャンピオンが表示され、さらに複雑なキラ処理が施され、特別な六角形のジェムシンボルがあります。

間違いなく希少性は高いのですが、手に入らないほどレアなわけではありません。このオルタネートアートカードは、ざっくり言ってボックスあたり2枚以下の出現率です。オルタネートアートのカードは、ランダム化された珍しいものではあるものの、皆さんや仲間のゲーマーがプレイオプションとしてカスタマイズできる程度には入手可能です。すべてのレアリティーはランダムに分散しているため、何が実際に手に入るのか予測するのは不可能です。そのため、友達と一緒にボックスを開けたり、店でリリースイベントをプレイしたりすると、少ないながらも一定のペースでオルトアートが出現するのを目撃できるでしょう。

オーバーナンバーカード:

上述のOriginsの12名のコアチャンピオンについては、私たちがチャンピオンレジェンドのオーバーナンバー版と呼ぶものもあります。これらは、コアカードのスペシャル版で、ライアットのアーティストたちが制作し、アーティストのお気に入りのチャンピオンを独自のスタイルで描いたものです。

これらのカードのキラ、UV処理、質感は圧巻と言うしかなく、プレイヤーの皆さんのお手元にお届けするのが待ちきれません。オーバーナンバーカードは、ボックス3個に1枚程度の出現率です。皆さんの反応を見ることを楽しみにしています!そして、レア中のレア、オーバーナンバー10枚につきおよそ1枚の割合で含まれるシグネチャーオーバーナンバーには、アーティストの箔押しサインが施されています。誰にとってもOriginsコレクションのスリリングな最高地点となること間違いなしでしょう!

ところで、なぜ「オーバーナンバー」カードという名前なのでしょうか?

「オーバーナンバー」の所以は、コレクターナンバーが設定された数字を上回っているからです。Originsには298枚のカードがあり、例えば「ポロ飼い」はカード061/298にあたります。オーバーナンバーは、299以上の数字で表記されます。

これはどういう意味でしょうか?これは、レギュレーション判定に含まれるセットの一部ではないことを意味します。このコンセプトは、コア層のトレカゲームファン向けの奥深いものなので、詳しくご説明しましょう。

基本的に、セット1の一部としてあるカードを発行し、それをセット9のオーバーナンバーとして再発行した場合、トーナメントでプレイする際にはセット9のカードとしてはカウントされません。セット1のカードであると判定されます。

一方、そのカードがセット内の非オーバーナンバーカードとして発行された場合、トーナメントのレギュレーションではセット9のカードと判定されます

このレアリティーでは、大会を考慮してカードのレギュレーション適正をリセットせずに多くの再発行をしていく予定なので、お気に入りのカードがある場合、その後のセットでオーバーナンバーとして再発行される機会をお見逃しなく!

また、私たちは、オーバーナンバーは将来にわたって特別であるべきだと考えています。つまり、過去に発行したオーバーナンバーを、同じアートとフレームのまま再発行することは決してありません。オーバーナンバーは、遠い未来にあってもユニークなコレクターアイテムであり続けるでしょう。

ルーンカード:

では、ルーン枠は?時にはルーンのキラ版を見かけるでしょうし、非常に珍しいながら、特別オルトアートのベーシックルーンを見かけることもあるでしょう。ですから、こちらも見逃さないでください!

Riftboundの発売が近づくにつれ、プレイヤーとコレクターの両方の立場の皆さんからフィードバックを頂きたいと考えています──最初のブースターで一番見たいと思うものは何ですか?

トライアルデッキ:

最後に。バンクバーのMSIなどのイベントで、多くの皆さんに新しいトライアルデッキをお試しいただきました。最新のトライアルデッキは開発プロセスの一環ですが、製品版のカードストック、ニス加工、インク印刷、全体的な品質を反映したものではありません。それでもお楽しみいただけていると幸いです!

概要:

本日はここまでです。他の作品と同様、このゲームはプレイヤーの皆さんのために作っています。Riftboundを可能な限り素晴らしいゲームとするため、プレイ──そしてコレクション──について、皆さんからのフィードバックをお待ちしています。